正しい焚き火で地面を守るため、ZEN Campsから正しい焚き火の方法をお伝えします。

これまで何度か注意喚起してきましたが、今でも同様のことが多数起きおり、正しい焚き火で綺麗な地面を維持するためにも、本記事を拡散願います。 

焚き火シートは耐熱性素材で作られているため高温にも耐えることができ、焚き火台から落ちた飛び火からも地面を守り延焼を防ぐことができます。

しかし、地面に生えた芝や植物などは40〜50度の温度に長時間晒されると細胞が死ぬと言われています。

もし床の低い焚き火台を使用し続けた場合、たとえ焚き火シートがあっても地面に熱が伝わり地面の芝や植物も死滅してしまいます。
(※これはどの焚き火シートでも同じことが言えます。)

そのため、あくまでも焚き火シートは瞬間的な熱から地面を保護する、かつ延焼を防ぐ道具としてお使いください。

床の低い焚き火台を使用する場合には以下の方法が有効です。

 

1.焚き火台と地面の距離を離す。

焚き火シートの上に手をおけるぐらいの温度になるよう焚き火台の高さを上げていただくと、地面が焼けることはありません。

2.焚き火台と焚き火シートの間に断熱効果があるものを置く。

焚き火台と焚き火シートの間に以下のようなものを置いていただくと、断熱効果で地面に伝わる熱を低減してくれます。
・ステンレストレイ(水を張ると良い)
・断熱素材(断熱マット、カーボンフェルト、石、水に濡らした木等)

3.地面と焚き火シートの間に濡れた枯れ草、ウッドチップ等を敷く。

空気の層を作ってあげるイメージで地面と焚き火シートの間に濡れた枯れ草やウッドチップを敷くことで地面に伝わる熱を低減します。

  (焚き火シートと焚き火台の間に湿らせた薪や石を入れるのも有効)

近年キャンプ愛好家が増えている事は大変嬉しく思いますが、初めてキャンプに挑戦する方などの知識不足によって自然環境を破壊することは防がなければなりません。

地面を焦がすことが増れば、焚き火を禁止する野営場やキャンプ場も増えてくる恐れもあります。

そうならないよう、キャンプをする全てのキャンパーさんに正しい焚き火を理解いただき、もし知らない方がいればぜひ教えてあげてください。

全てのキャンパーさんが綺麗な地面を守りながら焚き火を楽しみ、キャンプ場の方々も笑顔になれる、そんなキャンプライフを過ごせることを願っています。

ZENCamps

kenjiishida