皆さんは Leave No Trace (通称LNT)という言葉をご存じでしょうか?

 

直訳すると「足跡を残さない」という意味ですが、こちらは誰もが簡単に自然と接する際のテクニックを学べ、かつ自然を守りながらアウトドアを楽しめるよう、7つの原則を基にアメリカで考案された環境倫理プログラムのことを指します。

 

◆LNT Japanの企業パートナーとして

LNTの活動は近年日本でも広がりを見せており、2021年にはLNT Japanが設立されました。そして2023年より、ZEN Campsも企業パートナーとしての活動を開始しました。

【LNT Japan】https://lntj.jp/

 

近年キャンプ等のアウトドア活動が盛んになる中で、環境破壊を起こさない行動をとることが求められており、現状起こっている問題や知識、そしてこの7つの原則を伝えていくことが我々のミッションだと考えています。

 

特に「原則5:最小限の焚き火の影響」は、焚き火による自然環境への影響を最低限にするという考えから作られています。

   https://lntj.jp/lnt5/

 ZEN Campsでは、焚き火をする際のマナーとして以下の5つを推奨しています。

1.焚き火の熱が地面に伝割らないよう配慮している焚き火台の使用

2.飛び火から地面の延焼を防ぐ「焚き火シート」の使用

3.薪は最低限の量だけ使用し、必要以上に大きな焚き火は避けること

4.燃えた薪や炭は土に帰らないため、残った場合は地面に埋めたりせず持ち帰るか、キャンプ場の規則に従って処理をする。なるべく灰になるまで燃やし切るのがベストです。

5.使用する薪は5Ds (Dead,Dry,Down,Dinky,Distance)に沿ったものを使用する

【参考】http://backcountryclassroom.jp/blog/2023/01/01/nols-abc/

 一人ひとりの小さな意識が、未来の綺麗な自然を守っていくと信じています。 

 

◆自然を傷つけない焚き火を 

今回我々が開発した自然を傷つけない焚き火台「NT Fire Stand」は、焚き火の熱による地面へのダメージを最小限にしたいという想いから生まれました。

焚き火をするのに火床だけでは地面に直接熱が伝わってしまうため、焚き火からの放射熱をカットする「遮熱板 兼 灰受け」を備え付けました。

さらに消防士が使用する防護服から着想を得て、熱反射に優れたアルミ素材の「遮熱シート」も付属しています。これらにより地面に伝わる熱を70%以上もカット(*1)する結果となり、地面にほとんど熱の影響を与えない焚き火台となりました。  

(*1)自社実験によるもの

自然にお邪魔する立場として当然自然を荒らすことは許されず、立ち去る時は焚き火による自然への影響を最小限にするのがマナーだと考えています。

そして焚き火による自然環境への影響を最低限にすることをミッションに、LNT Japanの活動がより広く認知されるよう活動していきたいと考えています。

kenjiishida